診療科のご案内

ご挨拶

「一人ひとりの国民のこころの健康は国の財産」であり、こころの健康がひとたび損なわれて、さまざまな精神疾患が発症すると、対人関係や就学・就労が妨げられます。ましてや、療養中であれば、その身体疾患の治療効果も損なわれる可能性があるなど、その影響は計り知れません。当院ではこれらの精神疾患の専門薬物療法を施行するとともに、こころの健康を損ないやすい思考や行動の偏りに対する認知行動療法を行い、個々人の持つ健康な復元力を引き出す支持的精神療法を多職種の医療従事者とともに実施します。人が人を理解するには言葉による面接診断が必須ですが、補助的・客観的な脳画像検査などを併用して診断の妥当性を担保し、適切な治療を進めます。

当院には精神病床はなく外来診療のみの対応となります。新たに診察を受けられたい場合（初診）は完全予約紹介制となります。初診診療をご希望の際には、紹介医より地域医療連携室へ診療相談・予約申込みを行ってください。患者様御本人からの申込みは承っておりません。
現在、近隣の精神科病院、精神科クリニック、自治医科大学附属病院、県立岡本台病院、那須赤十字病院などの関係諸機関と連携し、互いの機能を生かし合う、診療のネットワークづくりを進めています。

人の苦痛には不安感やうつ気分のような心理的苦痛とともに、生き方の問題に関わる実存的な苦痛がありますので、当院では臨床精神病理学の知見に依拠しつつ、生物学的・社会的・心理的・実存的な見地から診療を進めることをモットーとしています。

心療内科と精神神経科(こころのケア科)の違い

外来医師担当表