診療科のご案内

皮膚科

ご挨拶

2011年4月に前医より大塚 勤に交代しました。火曜日を除く月、水、木、金に診察しています。また、月、水、木、金の午後は皮膚腫瘍の外科的治療や皮膚疾患診断のための皮膚生検検査をしています。通常の外来を受診していただき、予約を取った上、指定の日に施行いたします。

診療内容

皮膚科の対象は一般的な皮膚病すべてを含み、湿疹・皮膚炎から皮膚腫瘍まで多岐にわたります。アトピー性皮膚炎を含めた湿疹・皮膚炎は最も多い疾患ですが、これらは誤解による治療や不適切な治療が多い疾患でもあります。これらの疾患について、確かなエビデンスにもとづいた治療を行っています。この中にはステロイド軟膏を用いた治療も含まれますが、アトピー性皮膚炎は決して怖い病気ではなく、適切な治療とスキンケアをすれば十分普通の生活が送れるようになります。免疫抑制剤による治療も行っています。

皮膚腫瘍に関しては、疣贅(いぼ)、母斑(ほくろ)、脂漏性角化症(老人性しみ)などの良性腫瘍とともに、悪性のもの(皮膚癌)の手術治療も行っています。皮膚癌には基底細胞癌、有棘細胞癌および悪性黒色腫などがありますが、実際の診療では日光角化症を含めた前癌病変、表皮内癌が最も多く見られます。このような初期の場合、治療は外科的切除で十分ですので、疑わしい皮疹がある場合、早期に受診していただければと思います。

乾癬は難治性の皮膚疾患ですが、近年生物学的製剤による治療により劇的に効果が上がってきています。当科ではステロイドやビタミンD外用だけでなく、免疫抑制剤内服および生物学的製剤を用いた総合的治療を行っています。

全身性強皮症、膠原病、ベーチェット病、サルコイドーシスをはじめとした難病の診療は今までの専門的な立場から各種検査や治療を行うことにより、すでに多くの患者さんが通院加療しており軽快してきています。冬期に手指が冷たくなる人、しもやけができる人などは全身性強皮症を含めた膠原病が疑われるので受診してください。

最後に、Qスイッチルビーレーザーによる色素斑の治療やCO2レーザーによる母斑細胞母斑(ほくろ)や小腫瘍の治療も行っています。Qスイッチルビーレーザーでは、先天性のアザ(大田母斑など)や老人性色素斑(年齢性のしみ)などの色が取れます。通常の外来を受診していただき、予約を取った上、指定の日に施行いたします。また、CO2レーザーにより切り取る方法は、出血が少なく傷が残りにくい点が優れています。やはり、通常の外来を受診していただき、予約を取った上、指定の日に施行いたします。

以上ですが、栃木県北部の皮膚疾患を総合的に診療しており、その中心のひとつになりつつあります。


主要機器
Qスイッチルビーレーザー、CO2レーザー、ダーモスコピー、顕微鏡(真検査用、組織検査用)
研究
膠原病、全身性強皮症の臨床的・基礎的研究、炎症性角化症(乾癬)の臨床的研究

外来、入院統計

2022年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 平均
外来述べ
患者数
847 875 945 968 1,057 890 963 944 1,045 954 998 1,112 11,598 966.5
入院延べ
患者数
0 0 0 17 1 0 9 0 0 0 0 0 27 2.3

診療実績

診療科 術式 2016年度
皮膚科 皮膚生検 104
外来手術 71
パッチテスト実績 22
生物製剤治療 33
230

外来医師担当表

曜日 午前 午後《予約制》
森村 壮志
中田 侑宏
江波戸 一平
中田 侑宏
中田 侑宏
江波戸 一平
久保田 太郎
森村 壮志
江波戸 一平
江波戸 一平
久保田 太郎
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