診療科のご案内

産婦人科

産科部門

産科部門は現在、年間に700~800件の分娩を扱っており、栃木県北部地域の中核病院として県内に広く認知されています。

さらに、他の医療機関で分娩するのが危険と判断された妊婦さんも積極的に受け入れており、毎年約40例の患者様が栃木県内全域の医療機関から当科に搬送されています。

このように産科部門は、あらゆる妊婦さんのさまざまな状態に即時に対応できるように24時間年中無休の当直体制で運営しております。出産を計画中の皆様、どうぞ安心してご来院ください。里帰り分娩の方も大歓迎です。

婦人科部門

婦人科部門は主に腫瘍、感染症および更年期障害が対象となります。
子宮筋腫および卵巣嚢腫などの良性腫瘍に対しては、患者様のニーズに応え積極的に腹腔鏡下手術を取り入れ、年間70件程度を実施しています。腹腔鏡下手術の症例数は県内でもトップクラスです。
また、子宮頸部・体部がんや卵巣がんなどの悪性腫瘍に対しては、日本婦人科腫瘍学会認定・腫瘍専門医のもとで、患者様のQOL(生活の質)を重視した集学的治療を実施しています。現在のところ年間40件程度ですが、こちらも年々増加傾向にあります。

感染症および更年期障害に対しては、症状に応じて的確に対応しており、患者様の納得のいく治療をめざしています。

外来、入院統計

2023年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 平均
外来述べ
患者数
1,951 1,565 1,853 1,618 1,540 1,565 1,543 1,530 1,602 1,365 1,357 1,523 19,012 1,584.3
入院延べ
患者数
876 655 738 763 684 787 788 626 687 465 616 650 8,335 694.6

診療実績

産科部門

2023年度の分娩件数は428例で、帝王切開が116例(27.1%)でした。35歳以上の分娩が127例(30.0%)であり、このうち40歳以上の分娩が44例(10.2%)で年々高齢者の分娩が増加しています。双胎の分娩は6例(1.4%)で、いずれも帝王切開を実施しています。分娩週数は37週未満の早産は34例(7.9%)でした(表1)。双胎を含めた434例の出生児体重別症例数は、2500g未満が58例(13.6%)でした(表2)。

表1. 週数別分娩数(428例)
分娩週数(週) 症例数(%)
28-32 未満 1(0.2%)
32-36未満 17(4.0%)
36-37未満 16(3.7%)
37-42未満 394(92.1%)
42- 0
表2. 出生体重別症例数(434例)
出生時体重(g) 症例数(%)
~1000 未満 1(0.2%)
1000~1500未満 0
1500~2000未満 7(1.6%)
2000~2500未満 50(11.5%)
2500~4000未満 373(80.7%)
4000~ 3(0.7%)

婦人科部門

帝王切開を除いた手術室での手術例数は330例で、鏡視下手術が著しく増加しています。とくにロボット支援下手術は50例を数え、栃木県内トップの例数です。その他には腹腔鏡下手術が110例(腟式腹腔鏡下手術15例を含む)、子宮鏡手術が40例です。悪性腫瘍は38例であり、内訳は子宮頸部浸潤癌 12例、子宮体癌 15例、卵巣癌 11 例です。子宮体癌15例中9例でロボット支援下手術、3例で腟式腹腔鏡下手術を選択しています。

表3. 婦人科の術式および手術件数(330例)
術式 症例数
子宮頸部浸潤癌(広汎、準広汎) 4
子宮体癌根治術(ロボット支援下手術、腟式腹腔鏡下手術) 15(9、3)
卵巣癌根治術 11
ロボット支援下手術(良性) 41
腹腔鏡下手術:良性(腟式腹腔鏡下手術) 110(12)
子宮鏡下手術 40
その他 111

外来医師担当表

曜日 午前
<予約制>
午後
<予約制>
柿沼 敏行
齋藤 こよみ
山本 一貴
小澤 利佳
大和田 倫孝
山本 一貴
第1.3.5 担当医
第2.4 担当医
小澤 利佳
【1ヶ月検診】
第1.3.5 担当医
第2.4 担当医
岡本 朗良
大和田 倫孝
齋藤 こよみ
兼子 絢華
岡本 朗良
大和田 倫孝
柿沼 敏行
担当医
第2.4.5 松田 義雄
第1.3 山本 一貴
《遺伝外来》
柿沼 敏行
鈴木 恵子 (遺伝カウンセラー)
益田 真理亜 (遺伝カウンセラー)
車谷 佳澄(遺伝カウンセラー)
大和田 倫孝
竹島 信宏
今井 賢
岡本 朗良
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