呼吸器内科
ご挨拶
当呼吸器内科は2008年に開設して、現在は3名の常勤医で診療にあたっています。当院は日本呼吸器学会の認定施設であり、3名の常勤医はいずれも日本呼吸器学会の専門医です。また、日本呼吸器内視鏡学会の認定施設でもあり、気管支鏡検査も日常的に行っています。このように、呼吸器疾患を全般にわたり専門的に診療することが可能となっています。当院の特徴としては呼吸器外科との連携を密にし、呼吸器センターという方式で診療を行っていることが挙げられます。呼吸器内科・外科の外来は隣接して診療しているため、必要に応じて速やかに外科的な診療も可能です。また、入院も同じ病棟で担当し、定期的なカンファレンスを行い、問題症例の診療についての意見交換を行っています。これより、特に肺癌や縦隔腫瘍などについては、呼吸器内科・呼吸器外科・放射線科が協力して行う集学的治療が容易かつハイレベルで行えるようになっています。もちろん、内科、外科の特有な疾患は、その専門性が発揮できるようにそれぞれの診療科が専門的に診ることは言うまでもありません。外来は予約外の患者さまを積極的に診療できるように予約枠は少なくなっておりますが、時間内に来られた方はお断りすることなく、お待たせすることなく、当日に診療することをモットーにしています。
診察内容
あらゆる呼吸器疾患を対象に診療しています。気管支炎、肺炎などの呼吸器感染症や気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患),間質性肺炎、肺癌などが主たる疾患となります。しかし、咳が長引く、痰が出る、何となく息苦しい、胸が痛いなどの症状の解決や、健診で胸部異常陰影や肺機能異常を指摘された場合の二次健診、転居などに伴う呼吸器疾患の継続、他病院での診療に関する疑問解決、禁煙相談などあらゆることに対応しています。入院病床も呼吸器内科で20床前後を確保しており、必要に応じて入院治療も可能です。肺癌の化学療法や放射線治療、外来化学療法にも対応しています。基本的には急性期病床なのですが、長期療養が必要な場合には療養型病院をご紹介することも可能です。稀に当院で対応できない場合には、他の大学病院と連携して、ご紹介することも可能です。在宅医療を希望される場合には地域の先生方御協力いただき、そのマネージメントもいたします。
外来、入院統計
2023年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 | 平均 |
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外来述べ 患者数 |
635 | 669 | 713 | 651 | 676 | 614 | 675 | 575 | 681 | 616 | 561 | 670 | 7,736 | 644.7 |
入院延べ 患者数 |
401 | 345 | 312 | 441 | 417 | 455 | 409 | 231 | 438 | 547 | 392 | 329 | 4,717 | 393.1 |
診療実績
診療科 | 項目 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
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内訳 | 呼吸器感染症(うちCOVID-19) | 184(98) | 264(202) | 210(112) |
悪性腫瘍(肺癌、転移性肺癌など) | 112 | 115 | 164 | |
間質性肺疾患 | 23 | 29 | 26 | |
COPD | 14 | 8 | 10 | |
喘息 | 10 | 6 | 6 | |
その他(心不全など) | 20 | 51 | 39 | |
計 | 363 | 473 | 455 |
外来医師担当表
曜日 | 午前 | 午後 |
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月 | 山沢 英明 | ― |
火 | 《予約・再診のみ》山沢 英明 荒川 伸人 |
― |
水 | 澤幡 美千瑠 | ― |
木 | 辻田 章博 | ― |
金 | 山沢 英明 | ― |
土 | 辻田 章博 | ― |
【特記事項】
※かかりつけ以外の内科疾患は一般内科の受診となります。