腎・尿管結石破砕センター
「腎・尿管結石破砕センター」では、腎・尿管の結石を切らずに治す「体外衝撃波砕石術(ESWL)」による治療を行っています。使用している破砕装置は「ドルニエDELTA III」(図1)です。
低侵襲で安全性が高く、治療成績の優れたこの治療法は、1泊2日の短期入院、1時間以内の治療を原則とし、退院後すぐに日常生活・職場への復帰が可能です。
大きな結石、ESWLの治療に抵抗する結石、破砕されたものの腎臓内にとどまって再発(再び大きくなる)のもととなる結石が残存する場合などには、レーザーなどを用いた内視鏡的治療の併用により、根治をめざします。
尿路結石は再発率が高く、5年間で約50%が再発するとされています。上記治療後も血液・尿検査や結石の成分分析をもとに、尿路結石の再発防止のための生活指導にも積極的に取り組んでいます。
図1. ESWL治療装置