オンライン市民公開講座

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2022年度 オンライン市民公開講座「健康ひとくちメモ」

2022年12月17日開催、那須塩原市教育委員会との共催による那須塩原市市民大学・健康講演会「消化器外科のトピックス~諦めていた病気が治る時代を迎える~」をオンラインで公開いたします。
なお、動画は6分割となっていますので、興味のある部分からご覧ください。

「消化器外科のトピックス」~諦めていた病気が治る時代を迎える~

・①S状結腸捻転に対する新しい治療(08分26秒)

S状結腸捻転は、腸がねじれて便が通らず、長時間続くと腸が壊死する病です。症状が重く、従来方法では治すのが大変かつ難しい疾患ですが、当院が開発した新しいアプローチは、体に負担も少なく、簡単に行え、重篤な合併症を抑えることもでき、さらには根治も視野に入ります。どのような方法なのか、見てみましょう。
実際の手術画像が流れます。血を見ることが苦手な方、ご気分悪くなる可能性がある方は、動画の視聴をお控えください。
※前半4分50秒は、機材のトラブルにより音声が正しく録音できていなかったため、AIにより合成音声を使って再現を試みています。

国際医療福祉大学病院
消化器外科
髙橋 潤次
消化器外科のご案内
・②完全直腸脱に対する新しい治療(11分43秒)

完全直腸脱とは肛門から直腸が飛び出す病気で、常に不快感、疼痛、出欠もあり、その症状は、ときに癌よりもつらいものです。また、従来の治療方法は、体への負担が大きく、大量出血のリスクもあり、重篤な合併症リスクもあるなど、様々な課題がありました。当院が開発した新しいアプローチは、体への負担が少なく、医師の操作も簡単で、重篤な合併症も避けられ、さらには再発も防げるというものです。
また、直腸脱の予防、予後に役立つ「おしりのリハビリ体操」も収録されています。
実際の手術画像が流れます。血を見ることが苦手な方、ご気分悪くなる可能性がある方は、動画の視聴をお控えください。

国際医療福祉大学病院
消化器外科
髙橋 潤次
消化器外科のご案内
・③新規デバイスによる経鼻胃管の胃内留置確認 (09分59秒)

経鼻胃管とは、口から十分に食事がとれない方に、鼻から栄養チューブを入れて、先端を胃に留置する方法ですが、誤って肺に管が入ると最悪の場合、生命の危険があります。このため、管が正しく胃の中に達しているかの確認が必要となりますが、従来の確認方法には、その精度、難易度、コストなど様々な問題がありました。当院では、この確認を容易にする新デバイスを開発、低コストながら、着実に胃内留置を確認できるようになりました。また、在宅でご利用の方も、ネットワーク経由で、医師の遠隔確認が可能になっています。

国際医療福祉大学病院
消化器外科
髙橋 潤次
消化器外科のご案内
・④肝臓について(12分11秒)

私の生命活動に欠かすことができない臓器「肝臓」。ならびに肝臓と関連が深い臓器、「胆嚢」、「膵臓」…これらを纏めて「肝胆膵」といいます。このセクションでは、肝胆膵の役割と、肝臓を切除しなければならない病気にはどのようなものがあるのかを学びます。また、単に肝臓の切除をすれば良いというものではありません。肝臓の機能維持と、病気の根治の二兎を追うために、どのような考え方で手術を行うかについても解説いたします。

国際医療福祉大学病院
消化器外科 医長
中瀬古 裕一
消化器外科のご案内
・⑤肝切除術について(05分27秒)

肝臓には、血管や胆管といった沢山の脈管が走っており、肝臓を切除する際には、これらの脈管を傷つけないことが求められます。そのため、事前に綿密なシミュレーションを行い、出血をコントロールする方策を立てた上で手術に臨みます。この動画では、このような術前シミュレーションの実際に加え、肝臓の部位の説明を行い、さらには切除する範囲に応じた様々な術式を解説します。

国際医療福祉大学病院
消化器外科 医長
中瀬古 裕一
消化器外科のご案内
・⑥腹腔鏡下肝切除について(14分34秒)

腹腔鏡を使った肝切除手術は、従来の開腹手術に比べ「傷が小さく、体への負担が少ない」、「出血量が少ない」といった多くの利点があります。一方で、様々な手術器具や特殊な技術が必要といった課題もあります。
この動画では、腹腔鏡を使った肝切除手術の様子をお見せし、従来の開腹手術と何が違い、何が優れるのかをご説明いたします。
実際の手術画像が流れます。血を見ることが苦手な方、ご気分悪くなる可能性がある方は、動画の視聴をお控えください。

国際医療福祉大学病院
消化器外科 医長
中瀬古 裕一
消化器外科のご案内