オンライン市民公開講座

  • ホーム
  • オンライン市民公開講座

2023年度 オンライン市民公開講座「健康ひとくちメモ」

今回は、2023年3月4日(耳の日の翌日)に、国際医療福祉大学クリニック言語聴覚センターの協賛で開催した公開シンポジウム「難聴治療の最前線ときこえのリハビリテーション」の一部、並びに2023年4月22日開催の市民公開講座「脳腫瘍について~“のうしゅよう”ってなに?がんと違うの?~」の2講座をオンラインで公開いたします。

難聴治療の最前線ときこえのリハビリテーション


・①オープニングリマークス(3分31秒)

国際医療福祉病院耳鼻咽喉科を中心に、院内/院外との各部門との多職種連携による、難聴の治療や、リハビリテーションに対する取り組みの姿をお示しします。

国際医療福祉大学病院
耳鼻咽喉科 部長
医学部 教授
東野 哲也
耳鼻咽喉科のご案内


・②「脳ときこえ」 言語聴覚センターのご紹介を含めて(5分32秒)

アジアでも有数の専門施設で、言語・聴覚・嚥下機能等に障害を持つ方の検査、診断、治療およびリハビリテーションを行う「国際医療福祉大学クリニック言語聴覚センター」について、ご紹介。また、音を聞き、その意味を認識するプロセスにおける耳と脳の働きを学びます。さらに、混同されがちな認知症と失語症は何が違うのかをご説明した上で、認知症、失語症、難聴に対する言語聴覚士の役割を確認します。

国際医療福祉大学クリニック
言語聴覚センター
言語聴覚学科 教授
畦上 恭彦
国際医療福祉大学クリニック言語聴覚センターのご案内


・③言語聴覚士が行う 難聴のリ(ハ)ビリテーション(11分00秒)

人間にとって、コミュニケーション手段の一つとして、聴覚は非常に重要です。音が聞こえる、音情報の意味を理解する(=聴く)だけなく、安心感、所属感、現実感を担保するという意味で、聴覚は社会的機能が非常に高い感覚です。ここでは、聴覚に課題がある方に対して、言語聴覚士がどのようなリハビリテーションを行うかを説明するとともに、難聴者の方、難聴者のご家族の方へ、可能な限り円滑なコミュニケーションを実現するための具体的な手法をお示しします。
※リハビリテーションは、失われた機能を元の状態に回復させる取組です。それに対し、ハビリテーションとは、先天性障害や幼少時からの障害を対象に、持っている機能を生かしてさらに発達させる取組です。言語聴覚士は、その双方を担うことから、ここでは「リ(ハ)ビリテーション」という記載をしています。

国際医療福祉大学 大学院
保健医療学専攻 教授
城間 将江
国際医療福祉大学 大学院 保険医療学専攻 言語聴覚分野のご案内


・④国際医療福祉大学病院における難聴治療の実績(6分38秒)

国際医療福祉大学病院耳鼻咽喉科では、従来からの鼓室形成術、アブミ骨手術に加え、人工聴覚器の手術が可能になりました。人工聴覚器には、人工内耳、人工中耳、骨導インプラントなどがあります。難聴には音が伝わりにくくなる伝音難聴と、音は伝わっているものの高音域など特定の音の聞き分けが難しくなる感音難聴があります。ここでは、従来の方法に加えて、様々な人工聴覚器が、どのような難聴に対して適しているのかを解説します。

国際医療福祉大学病院
耳鼻咽喉科 医学部助教
山田 悠祐
耳鼻咽喉科のご案内


・⑤クロージングリマークス/骨導インプラント装用者の体験談(2分04秒)

クロージングリマークスとして、実際に骨導インプラントの手術を行い、症状が大幅に改善した装用者の体験談をご紹介いたします。

国際医療福祉大学病院
耳鼻咽喉科 部長
医学部 教授
東野 哲也
耳鼻咽喉科のご案内


脳腫瘍について
~“のうしゅよう”ってなに?がんと違うの?~


・①脳神経外科と周辺診療科の位置づけ(12分01秒)

「脳神経外科」と「脳外科」何が違うのでしょうか?また、「脳神経外科」、「脳神経内科」、「神経内科」、「精神神経科」、「心療内科」、「精神科」、「神経科」、これらは何が違うのでしょうか?ここでは、これらの診療科の違い、並びに脳神経外科の位置づけを学び、さらには、症状毎にどの診療科を受診したらよいのか、その指針をお示しします。

国際医療福祉大学病院
脳神経センター長
医学部 教授
山口 崇
脳神経外科のご案内


・②脳の特殊性と機能局在性(5分19秒)

生命を守るため、生きていくために「脳は大事、脳は特別」といいます。しかし、いったい、どのように特別で、なにが大事なのでしょうか。他の臓器と、どのような点が異なるのでしょうか。また、脳は部分ごとに違う機能を持っています。このことを脳の機能局在性といい、脳の病気の診察を特徴づけています。その理由を見ていきましょう。

国際医療福祉大学病院
脳神経センター長
医学部 教授
山口 崇
脳神経外科のご案内


・③がんと脳腫瘍の関係、その診断(17分29秒)

「胃がん」、「肺がん」、「皮膚がん」…よく聞く言葉です。しかし「脳がん」とはいいません。なぜでしょうか?また、「脳腫瘍」は、がんなのでしょうか?違うのでしょうか?
ここでは、このような「がん」と「脳腫瘍」の関係性にまつわる疑問についてお答えするとともに、脳腫瘍を概観し、その特殊性、ならびに一般的な診断フローにつき解説します。

国際医療福祉大学病院
脳神経センター長
医学部 教授
山口 崇
脳神経外科のご案内


・④さまざまな脳腫瘍について(7分17秒)

脳腫瘍は、大きくわけて、最初から脳に発生した腫瘍である「原発性脳腫瘍」と、他の臓器のがんが脳に転移した「転移性脳腫瘍」があります。原発性脳腫瘍は100種類以上もありますが、ここでは、その代表的なものにつき、特長や手術の容易性なども含め、ご紹介します。

国際医療福祉大学病院
脳神経センター長
医学部 教授
山口 崇
脳神経外科のご案内


・⑤脳腫瘍の治療方法について(13分08秒)

最後に、一般的な脳腫瘍の治療方法、手術、放射線治療、化学療法、その他の治療につき、最新の技術も含めて、解説します(実際の手術の動画が流れますので、苦手なかたは、音のみお聞きください)。

国際医療福祉大学病院
脳神経センター長
医学部 教授
山口 崇
脳神経外科のご案内

オンライン市民公開講座