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2021年度 オンライン市民公開講座「健康ひとくちメモ」
2021年の第10弾は、2022年1月29日にオンライン配信された市民公開講座「最近の肺がん治療について～知ってほしい肺がんの新しい薬～」です。
「最近の肺がん治療について ～知ってほしい肺がんの新しい薬～」
肺がんは、罹患数の増加とともに、その死亡率も年々上昇しており、1998年には胃がんを抜いて死亡率の第1位となりました。近年、肺がん治療は、手術の技術向上や新薬の登場により、大きく進歩しています。例えば、代表的な肺がんの1つである非小細胞肺がんの薬物治療は、従来の抗がん剤に分子標的薬や免疫治療薬と呼ばれる新しい薬が加わり、治療成績が飛躍的に上がりました。このように、肺がんの最近のトピックスについて、薬物治療を中心にわかりやすく解説します。
※今回から、講座内容につきメールにて質問を受け付けます。質問がある方は、kenkou@iuhw.ac.jpまでお寄せください。
- ・①肺がんをとりまく状況、種類や特徴（12分12秒）
- ・②がんの治療法と進行ステージ（9分59秒）
- ・③抗がん剤治療と分子標的薬（17分05秒）
- ・④免疫チェックポイント阻害薬と将来展望（15分37秒）
・①肺がんをとりまく状況、種類や特徴 （12分12秒）
他疾病と比較した肺がんの死亡率の推移、肺がんの種類（組織分類）や、喫煙との関係など、肺がんをとりまく状況につき、学びます。
- 国際医療福祉大学病院
呼吸器内科 部長
山沢 英明 - 呼吸器センターのご案内
・②肺がんの治療法と進行ステージ （9分59秒）
肺がんの治療法の3つの柱、外科治療、放射線治療、薬物療法につき、それぞれの特性を学ぶとともに、よく耳にする「ステージ(病期)」とは何か、その定義と各ステージにおける治療の基本的な考え方をおさえます。
- 国際医療福祉大学病院
呼吸器内科 部長
山沢 英明 - 呼吸器センターのご案内
・③抗がん剤治療と分子標的薬（17分05秒）
「がんとの闘い」といった言葉に代表されるように、非常に厳しいイメージがある抗がん剤治療ですが、最近では副作用を抑える良い薬も登場し、治療が楽になってきました。さらに、ターゲットを絞って、効果を発揮する新しい薬「分子標的薬」について、解決します。
- 国際医療福祉大学病院
呼吸器内科 部長
山沢 英明 - 呼吸器センターのご案内
・④免疫チェックポイント阻害薬と将来展望（15分37秒）
人間が持つ免疫機能を本来の形に戻すことで、効率的ながん細胞の治療を可能にする新しい薬「免疫チェックポイント阻害薬」の原理と効果について説明します。また、様々な療法の組み合わせにより改善してきた肺がんの予後につき、今後の将来展望も含め、名作ドラマ「白い巨塔」を例に、学びます。
- 国際医療福祉大学病院
呼吸器内科 部長
山沢 英明 - 呼吸器センターのご案内