病院について

病院のご案内

生涯にわたって地域住民の健康を支える病院であること

1998年に開設した国際医療福祉病院は、2007年より国際医療福祉大学の附属病院となり、現在病床数408床、約1000名の医療スタッフを擁し、地域の方々が生涯にわたって安心して暮らせる診療体制の構築に努めています。

敷地内には「介護老人保健施設 マロニエ苑」、「にしなすの総合在宅ケアセンター」、「特別養護老人ホーム 栃の実荘」、「幼保連携型認定こども園 国際医療福祉大学 西那須野キッズハウス」を併設しており、栃木県県北地域における保健・医療・福祉の一大ゾーンを形成しています。

病院内は温かみのある木目を基調とした設計で、絵画を要所に配し、落ち着いた雰囲気のなかで治療に専念していただくことができます。

2012年には栃木県がん治療中核病院に指定され、2013年には、栃木県県北地域の悲願である心臓外科手術を開始しました。

今後も栃木県県北地域の拠点病院として地域医療に貢献できるよう、良質な医療と患者様本位の温かいサービスをご提供してまいります。

診療時間

受付時間 午前 7:30~11:30
午後 13:30~16:30
診療時間 午前 9:00~13:00
午後 14:00~17:00
※受付時間、診療時間に関しては、各診療科・曜日によって異なりますので、ご注意ください。
休診日 日曜・祝祭日・年末年始(12月31日~1月3日)
※救急は事前にお問い合わせください。
面会時間 面会時間は、現在13:00~17:00です。【面会等に関するお願い(PDF)
※正面玄関は17:30~翌朝7:00まで施錠いたします。
施錠時間帯は救急入り口をご利用ください。

高度医療機器

充実した最新医療設備と優れた技術を有するスタッフが、高度医療を支えています。2013年3月より最新の手術支援ロボット「ダビンチSi」タイプを栃木県内で初めて導入* したほか、PET-CT、320列マルチスライスCT、3.0テスラMRI、定位放射線治療を行うCアーム型ラジオサージェリーシステム・リニアック、アンギオグラフィ(血管撮影装置)、ガンマカメラ(可変型2検出カメラ)、マンモグラフィ(乳房X線撮影装置)、体外衝撃波結石破砕装置、ステルスステーション(※1)など、診断・治療に必要な高度医療機器を設置しています。
*2020年4月、Xiタイプを導入。

また、2009年11月から電子カルテシステムを稼働、各部門のシステムと接続を行うとともに、PACS(※2)による画像診断専門医との連携等、迅速かつ精度の高い診療体制の整備を進めてまいります。

PET-CT

PET-CT

アンギオグラフィ

アンギオグラフィ

ガンマカメラ

ガンマカメラ

Cアーム型リニアック

Cアーム型リニアック

ステルスステーション

ステルスステーション(※1)

ステルスステーション画像

ステルスステーション画像

体外衝撃波結石破砕装置

体外衝撃波結石破砕装置

※1 ステルスステーション:
車のナビゲーションと同じように、脳のなかをナビゲーションに従って安全に操作できる手術支援システム。あらかじめCTスキャンやMRIで画像を取り込み、脳のどの部位で手術しているのか、目的とする病変はどこにあるのかをリアルタイムに確認でき、重要な脳組織近傍の病変の手術に優れた威力を発揮します。安全に確実な手術ができ、良好な手術結果につながっています。


※2 PACS:
Picture Archiving and Communication System.(画像保管通信システム):主に医療において使われるシステムで、CT、MRI、レントゲンフィルムなどの医療用画像データを、電子ネットワークでやりとりします。

PACS

PACS(※2)

ハイブリッド手術室

2022年10月4日、栃木県県北地域初、待望のハイブリッド手術室が稼働しました。

ハイブリッド手術室とは、手術台と心・脳血管X線撮影装置を組み合わせた治療室で、カテーテルによる低侵襲の血管内治療と、高精度の外科的治療を同時に行うことができる設備です。
常設されたX線撮影装置により、検査結果を常時確認しながらの作業を可能にします。加えて、可動性の高い手術台と、高精細検査画像、心電図や血圧、呼吸の状態や、過去の診療情報など、多角的な情報を確認できる大型モニターなど最新の周辺支援システムとの融合は、治療の確実性を高め、高度で緻密な血管内治療や、新しい外科的手術の可能性を広げるものです。
また、ハイブリッド手術室の環境は、麻酔科を含む外科系、内科系の各診療科の医師、および看護師、臨床工学技士、診療放射線技師といった医療スタッフの迅速かつ緻密な連携を具現化し、チーム医療による最新の医療技術への道を開きます。
当院は、栃木県県北地域では初となるハイブリッド手術室の導入により、血管外科、循環器内科、外科、心臓外科、脳神経外科、整形外科など多くの専門診療科をもつ総合病院として、今後、さらなる地域の医療の発展と皆様の健康へ貢献していく所存です。

ハイブリッド手術室の利点

例えば、患者様の病状によっては、一部は外科的手術、一部は内科的カテーテル治療が必要な場合がありますが、外科と内科の同時施術が可能なことから、従来は2回に分けて行っていたものを、1回で済ますことができます。回数が少なくて済めば、それだけ、お体への負担が少なくなり、回復も早まります。
また、手術室と同等の空気清浄度が保たれているため、より緻密なカテーテル治療ができます。そして、万が一、血管内治療中に突然合併症が起きても、場所を移動せず、迅速に外科的手術に切り換えられるため、治療に伴うリスクを大幅に軽減します。
このような特性は、高齢の患者様や、手術開始前に体力的な困難性が予測される患者様に、より安心・安全な治療をご提供するものです。

手術支援ロボット 「ダビンチ」(da Vinci Surgical System)

日本では2012年4月より、前立腺がんに対する「ダビンチ」を用いたロボット支援前立腺摘除術が保険適用となったため、今後急速に普及することが予想されます。現在、他の手術では自費診療となりますが、当院では消化器外科領域においてもロボット手術をしています。ロボット手術は、今後次世代手術の一端を担う分野になることが期待されています。

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