手術支援ロボット ダ・ヴィンチSi

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ダ・ヴィンチSiのご紹介

お知らせ

2013/10 市民公開講座「ダ・ヴィンチ」セミナーを開催いたしました
2013/06 前立腺がん・胃がんに対するロボット(ダ・ヴィンチSi)支援下手術を開始しました
2013/03 当院に最新型手術支援ロボット(ダ・ヴィンチSi) が導入されました
2012/04 手術支援ロボットによる前立腺全摘除術が保健適応になりました

手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」について

手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」導入

2013年3月、国際医療福祉大学病院に栃木県では初めて最新型手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」を導入しました。導入後、腎泌尿器外科医・消化器外科医・麻酔科医・看護師・臨床工学士・によるダ・ヴィンチ手術チームが組織され、規定のトレーニングコースを受講し、施術に必要な教育・訓練を十分に受け、ライセンスを取得しました。その後、6月からダ・ヴィンチを使用したロボット支援下前立腺全摘除術および胃全摘除術を開始しています。

手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」とは?

当院に導入された最新機種の「ダ・ヴィンチSi」は、旧機種の「ダ・ヴィンチS」をさらに進化させたもので、(1)3次元画像処理機能の改良(3D-HD visionおよび10倍ズーム機能)により、今まで確認が困難であった術野の細い血管や神経を鮮明に捉えることが可能となり、手術の安全性および確実性が向上しています、(2)コンソールのエルゴノミクス設定の強化にともない手ぶれや誤作動防止機能が向上し、剥離や縫合などの繊細な操作が可能となり操作性および作業精度・安全性が向上しています、(3)デュアルコンソールやスキルシミュレーター搭載による教育面での質的向上も図られ、より安全で精度の高い手術が可能となっています。

(1)高解像度3D画像

(1)高解像度3D画像

(2)エルゴノミクス設定

(2)エルゴノミクス設定

(3)デュアルコンソール

(3)デュアルコンソール

ダ・ヴィンチSiの仕組み

手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」は、大きくわけて3つのユニットで構成されます。

ペイシェントカート(Patient Cart:ロボット部)
ペイシェントカート

※1

医師の手の動きを正確かつ繊細に再現して、手術を行うのがペイシェントカートです。

ペイシェントカートの鉗子には人間のように関節があり、従来の腹腔鏡手術では不可能だった人間の手のような動き(手首や指などの複数の関節の連動)が可能です。

手術操作は医師が行い、ロボットはその動きを繊細に正確に再現するよう支援します。


※2

※1:当院の「ダ・ヴィンチSi」のペイシェントカートの写真(本体)カメラと3本のロボットアームで構成されています。
※2:当院の「ダ・ヴィンチSi」のペイシェントカートです(手術中の風景)。

サージョンコンソール(Surgeon Console:操作部)

※3

医師がペイシェントカートの鉗子を操作する操縦台です。
手術野を10倍まで拡大することが可能な高解像度3次元立体画像を見ながら、両手で「ダ・ヴィンチSi」を操作します。

画像が3次元化されたことで従来の腹腔鏡下手術と違い、奥行きを読み取って鉗子を動かすことができるようになりました。
またズーム機能により、今まで確認が困難だった微細な血管や神経が確認できるようになり、より正確かつ安全に手術を行うことが可能になりました。


「ダ・ヴィンチSi」の最大の特徴は、サージョンコンソールが2台になったことです。これにより、術者2人が同じ画像を見ながら手術を行うことが可能となりました。ロボットの手を動かすのはどちらの術者でも可能なため、術者2人で協力しながら手術することや、術者のトレーニングや学生教育などに革新的な進歩が期待できます。

※4

※3:「ダ・ヴィンチSi」のサージョンコンソールの写真(本体
※4:「ダ・ヴィンチSi」に特徴的なデュアルコンソールです(手術中の風景)。術者2人が同じ画像を見ながら手術を行うことができます。2人で協力しながら手術したり、手術の指導(教育)をしたりできます。

ヴィジョンカート(Vision Cart:モニター部)
ヴィジョンカート

「ダ・ヴィンチSi」を操作する医師以外のスタッフは、このヴィジョンカートのモニターを見ながら手術をサポートします。
患者様の治療に使用される鉗子やカメラなどの状態は、ダ・ヴィンチのスタッフが把握して術者に伝えます。

術者はケーブルでつながった操作台に座り、中に映し出されるハイビジョン3次元立体画像を見ながら3本のアームを操り、手術(患部の剥離、切除、縫合など)を行います。

ロボット手術によるメリット

ダ・ヴィンチを使った手術は従来の開腹手術と比べて出血を含めた手術中の合併症が少なく、尿失禁や性機能などの手術後の機能温存にも優れ、 傷口が小さいことから痛みが軽減され、入院期間も短縮されます。

ダ・ヴィンチを使った手術は従来の開腹手術の欠点を補い、安全性、低侵襲性および機能温存性に優れるにまさに最先端の医療です。

患者さまの身体への負担が少なく早期の社会復帰が可能

通常の腹腔鏡手術と同様に傷口が小さく、また手術後の痛みも少ないことから、回復が早く入院期間も短縮され、早期の社会復帰が可能です。

開腹手術より安全で低侵襲

ダ・ヴィンチを使った手術を従来の開腹手術と比較すると、ダ・ヴィンチを使った手術は開腹手術に比べて手術時間はほぼ同等、合併症は少ない傾向を認めるものの大きな差はなし、出血量は明らかに少ない、などの点から、低侵襲性についてはダ・ヴィンチを使った手術が明らかに優れていることが証明されています。

開腹手術より機能温存性(尿失禁の回復、男性機能の温存)に優れている

ダ・ヴィンチを使った手術と従来の開腹手術や腹腔鏡手術との大きな違い

  • 10倍の拡大視野で、なおかつ3Dハイビジョンの立体画像で見るので、従来の手術で確認の難しかった細い血管や神経など、術野の細部が良く見えること
  • 繊細でブレの無いロボットの手を使うことで、人では行うことができないような、さらに繊細な手術操作も可能になったこと

これらのことにより、微細な血管や神経を傷つけずに温存することができるようになりました。従来の前立腺手術後の課題であった、術後の尿失禁と性機能については、ダ・ヴィンチを使った手術ではいずれも明らかに術後早期に回復し、有意に優れていることが証明されています。

「ダ・ヴィンチSi」は外科医の教育にも優れている

「ダ・ヴィンチSi」の最大の特徴は、サージョンコンソールが2台になったことです。
これにより、術者2人が同じ画像を見ながら手術を行うことが可能となりました。ロボットの手を動かすのはどちらの術者でも可能です。術者2人で協力しながら手術したり、術者のトレーニングや学生教育などに革新的な進歩が期待できます。

前立腺手術

※5

前立腺は骨盤深くにある臓器で、前立腺全摘除術は泌尿器科領域の手術では最も難しい手術のひとつにあげられます。
ダ・ヴィンチを使用することで、その操作が安全で容易になりました。

※5:前立腺および骨盤内解剖図
前立腺は、骨盤の一番奥に存在しています。骨盤が狭い患者様の手術は、従来の開腹手術では大変な困難を伴いました。前立腺全摘術は、前立腺と精嚢という精液をためる袋を一緒に摘出し、膀胱と尿道を縫い合わせる操作を、その深い骨盤の中で行わなければなりません。

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