整形外科
ご挨拶
整形外科とは、骨・軟骨・筋・靭帯・神経などから構成される運動器官の疾患・外傷を対象とし、その病態解明と治療をおこなう専門分野であります。近年、健康増進習慣の広まりや社会高齢化などの構造変化に伴い、骨・関節・脊椎における外傷やスポーツ疾患や変性疾患は増加傾向にあり、整形外科を受診される患者様は多くなってきています。当科では5名の常勤整形外科医(日本整形外科学会専門医4名)と4名の非常勤整形外科医で整形外科領域の専門的な医療を日本整形外科学会が作成した診療ガイドラインに沿ってエビデンスに基ついた質の高い医療を提供しております。治療にあたっては臨床診断のみならず、X-P,CT,MRI,DXA,超音波検査、PET検査、核医学検査などを駆使して早期診断をして、保存的および手術的治療ならびにリハビリテーション治療などを行い、運動器疾患に関する良質かつ安全で心のこもった医療を提供することに努めています。また当施設は整形外科研修医が最新の整形外科診療を幅広く学べる日本整形外科学会専門医制度研修施設でもあります。
診療内容
整形外科対象疾患は幅広く、脊柱・四肢の先天性・炎症性・感染性疾患、腫瘍、外傷、スポーツ障害、骨粗鬆症・代謝性疾患、退行性疾患(変形性関節症・脊椎症、骨壊死)、血行障害、小児疾患、関節リウマチなどを扱います。臓器別には骨・関節、筋、腱、脊髄・末梢神経の疾患が対象となります。
整形外科疾患の多くは、致命的でないものの生活動作に支障をきたすものです。したがって治療法(手術/非手術)の選択に際しては患者さんの決定権が優先されることになります。当科では、患者さんの要望、社会的・身体的背景を考慮のうえ最も適した治療計画を提示し、十分納得いただいたうえで治療をすすめるよう心がけています。また生活習慣や災害、スポーツ活動によって発生する運動器疾患と障害の発生予防と診療に関しても、最新の医療を提供して、患者様の運動器の健全な発育と健康維持にも貢献するよう努めています。具体的に一部治療についてご紹介しますと,外傷において特に骨折では手術適応があれば可及的早期に行うようにして、早期リハビリが行えるようにして、合併症のリスクも少なくするようにしています。また関節内の靭帯断裂や軟骨損傷では鏡視下に再建や骨軟骨移植なども行っています。地域がら高齢者も多く、変形性関節症には人工関節や骨切り術を行っています。また脊椎については開窓術や椎弓形成術や椎体間固定術も行っています。
- 施設認定 日本整形外科学会専門医制度研修施設
- NMS股関節症研究グループ
外来、入院統計
2022年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
外来述べ 患者数 |
977 | 1,136 | 1,358 | 1,204 | 1,169 | 1,081 | 1,046 | 1,112 | 1,089 | 1,045 | 1,042 | 1,271 | 13,530 | 1,127.5 |
入院延べ 患者数 |
741 | 696 | 772 | 791 | 739 | 637 | 885 | 679 | 832 | 967 | 933 | 876 | 9,548 | 795.7 |
手術実績
診療科 | 術式 | 2017年度 |
---|---|---|
整形外科 | 骨折手術(上肢) | 42 |
骨折手術(下肢) | 88 | |
脊椎手術 | 37 | |
脊椎手術(内視鏡) | 11 | |
人工膝関節 | 16 | |
人工股関節 | 20 | |
人工骨頭挿入術 | 19 | |
手根管開放術 | 9 | |
感染手術 | 3 | |
計 | 245 |
外来医師担当表
曜日 | 午前<予約制> | 午後<予約制> |
---|---|---|
月 | 担当医 | ― |
火 | 磯貝 宜広 佐竹 美彦 伊藤 克義 |
― |
水 | 江幡 重人 磯貝 宜広 |
― |
木 | 須田 康文 担当医 |
― |
金 | 江幡 重人 佐竹 美彦 伊藤 克義 重松 辰祐 |
― |
土 |
(第2・4週) 【側弯症専門外来】 磯貝 宜広 |
― |
【特記事項】
※診療は予約制となりますので、事前にご予約下さい。