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母斑・血管腫・良性腫瘍(あざ、ほくろ、皮膚のできものなど)

皮膚のできもの・ふくらみ

粉瘤(ふんりゅう)・脂肪腫・石灰化上皮種・類皮嚢腫などがポピュラーな良性皮膚腫瘤です。粉瘤は化膿を繰り返すため、できれば早めの切除手術をお勧めします。切除物は全例、病理学的な精密検査を行います。「皮膚のオデキかな?」と思ったら、早めに受診してください。

皮膚のあざ

皮膚のあざには、「赤あざ」、「黒あざ」などさまざまな色素異常があり、治療の進歩は日進月歩です。
ひとくちに「あざ」といっても、レーザーが有効なもの・無効なもの、保険診療の対象となるもの・ならないもの、手術しか治療方法がないもの、一方で手術でもよい結果が得にくいものなど、さまざまな病態があります。一般的な解説をします。

レーザー治療が適応するもの

扁平母斑(へんぺいぼはん)・太田母斑(おおたぼはん)・異所性蒙古斑(いじょせいもうこはん)・外傷性色素沈着症については保険診療の対象になります。


手術治療が適応するもの

色素性母斑・脂腺母斑・表皮母斑は外科治療が適応になります。


複数の治療を要するもの

血管系のあざ(単純性血管腫、苺(いちご)状血管腫、海綿状血管腫など)はさまざまな治療を組み合わせて行う必要があります。

単純性血管腫

単純性血管腫は「ポートワイン血管腫」とも呼ばれ、真皮の毛細血管の異常で、皮膚の膨隆を伴わず明瞭な境界線があり、均一の紅斑が現れます。

治療方法
色素レーザー治療が第一選択です。

治療時期 乳幼児の単純性血管腫には、全身麻酔が可能な生後3か月より治療を開始します。成人に比べて皮膚が薄く血管腫が浅い所にあるため、治療開始が早いほど効果も優れています。
麻酔 大きな血管腫面積を持つ乳幼児には全身麻酔下での治療を行います。
治療効果 通常3~4回のレーザー治療で効果が得られます。レーザー治療に抵抗性の腫瘤型に対しては、手術療法の併用も必要です。

苺(いちご)状血管腫

苺(いちご)状血管腫は赤アザの一種で、毛細血管の増殖により起こる「できもの」です。生後すぐ、または数週以内に発症し、表面がイチゴ状に赤く盛り上がります。数年かけて徐々に赤みが抜け、退縮します。顔に多く、生後3~7か月頃に著しく増大して、大きなものではできた部位により視力障害、呼吸困難、開口障害、など機能障害を起こしたり、局所に潰瘍を形成し易出血性であったりします。このような場合には積極的な治療が必要です。

治療方法
スポンジによる圧迫、レーザー治療、凍結療法、ステロイドの局注・内服、外科手術、硬化療法、放射線照射などがあります。

経過 一般的には自然退縮します。
治療方針 自然治癒を期待して経過観察する施設が多いですが、早期から積極的にレーザー治療を行う場合もあります。
後遺症 色調改善後に表面のでこぼこや色が白く抜けたり、隆起やしわ・たるみを残したり不自然な外観を残すことがあります。この場合は切除手術を行いますが、特に治療時期は決まっていません。顔面など目立つ場所なら早期に切除手術を行います。

海綿状血管腫

血管腫の一つですが、いわゆる「腫瘍:できもの」ではなく「血管奇形」と考えられています。皮膚が盛り上がり、押すと「ぷくぷく」した感じがあります。前述の「イチゴ状血管腫」は成長過程で退縮しますが、海綿状血管腫では退縮はありません。

治療方法
治療に先立ち、CT・MRIなどとともに血管造影検査が施行されます。これは血管腫に出入りしている血管を見つけ、血管腫の範囲を確認するために必須です。場合によってはこの血管造影検査中に主要な血管に詰め物をして、血管腫自身をしぼませる治療法(塞栓療法といいます)も行います。また、血管腫の中に薬剤を注入して血管を固める「硬化療法」を行う施設もあります。
一方で、残念ながら海綿状血管腫にレーザーは無効です。塞栓療法や硬化療法が無効なときは最終的に手術で摘出することになります。

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